BRAIN➡WORLD

ノベルゲーム感想と思考出力

『ACID or ASSORTMENT TRIPS』感想

目次


はじめに


 ちゃすちゃす✋
 どーも、永澄拓夢です。

 てなわけで、今回の感想対象作品はこちら!

『ACID or ASSORTMENT TRIPS』
f:id:kingStaku:20210525011114p:plain

 『真昼の暗黒』で有名な同人ブランド『summertime』の処女作です(多分)。
 正確にはノベルゲームでもエロゲでもない、RPGフリゲなんですけどね。んなこた気にせず感想を書いていきますよ。

 というワケで、さぁ蓋を開けますわよ!(正直今回はかなりあっさりです)

あらすじ


 あなたの兄が行方不明になりました。
 兄の住んでいた街へ行き、10日間、街の人々に話を聞いたり、部屋の中のものを調べたりして、
 兄の行方を調べましょう。
 引用元

所感


 まぁまぁ。RPGツクール製的なフリゲとしては面白かったのかなと。
 ドラッグとそれを取り巻く一昔前の社会(海外)が物語に強く紐づいている作品ですので、そういうのが好きな方は楽しめるのかなと思います。

~以下ネタバレ有~











総評


●シナリオについて
 雰囲気は好きでした。まだ積んでいて本作しかやれていませんが、おそらくは『summertime』さんの特徴がしっかりと出ている作品なのだろうなと。

 会社が大々的にドラッグを売り出し、街にはドラッグが蔓延り、そしてドラッグが違法ではない社会。
 ドラッグの影響か否か、若干狂気も取り扱っていたような。
 兄の行方不明の真相に関しては特に何の捻りもありませんでしたが、終わり方はゾッとしましたね。ディアの例えを真に受けるとすると、エンディング時点で既に警察は連続殺人犯リゼルの手中に堕ちているってことですから……。

 それはそうと、結局主人公にアパートの部屋を貸してくれた人ってなんだったんですかね?

●キャラクターについて
 『主人公』について。全く喋らないから人となりが全く分からないけど、きな臭い消え方をした兄を捜しに危ない街に来るあたりは勇敢で兄想いなんだろうなと。

 『リゼル』について。宗教コミューンの指導者。王国を夢見る者。情報提供者の一人でありながら連続殺人犯。理性を以て狂っている人間。殺人衝動をドラッグで抑え込んでいたり、証拠隠滅のために人肉を喰っていたりと色々ぶっ飛んでいます。一見一般社会で生きるのは難しそうですけど、なまじ頭が良いのでのらりくらりとやっていけそうなのがまた厄介ですね。最後は若干警察にも取り入っていましたし。

 『イド』について。兄。ヤク漬けで宗教コミューンにいたわりにはまともな人間っぽかったですね。しかし回想以外での初登場は頭蓋骨……。哀しいですね……。

 『デゾ』について。イドの彼女。実は大戦犯なあたり、相当報われませんね。元凶はリゼルとはいえ、恋人が殺されるきっかけの一端は自身にありますからね……。

 『イルエ』について。情報屋。最初から真相を知っていたっぽいですね。思い返せば言葉の端々から申し訳なさが漂っていた気がします。自身の身を守るためだったのでしょう。本当は優しい人なのだと思います。

 『ディア』について。デゾの姉。ドラッグを流通させているモルフィン社の社長。口では妹を突き放すような発言や悪役気取りな発言ををしながらも、自室の日記からは優しさや後悔、そして悪役になりながらも会社を存続させようとする覚悟が伺えます。良いキャラかと。

おわりに


 『ACID or ASSORTMENT TRIPS』感想、いかかだったでしょうか。
 特にシナリオがガッツリした作品ではなかったので、今回の感想はかなりあっさりとしたものになってしまいました。お許しください。

 次にプレイする作品……というか現在は、『しゅぷれ~むキャンディ』をプレイしております。
 今回の作品はしゅぷれプレイ中の息抜きだったワケです。
 てなワケで、順当にいけば次に出てくる感想は『しゅぷれ~むキャンディ』になります。
 ただ、おそらくはあと数作品のロープラ・フリゲを挟むと思うため、正直次に出てくる感想が何になるかはわかりません。
 何をプレイするだとか何をプレイしているだとかのような詳細はTwitterでツイートしていたりするため、Twitterをご覧ください。

 それでは✋